2008年 01月 26日
ルイの神話 |
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去年、友達の誕生日にルイ・アームストロングの「La vi en rose」を歌った
声楽のレッスンにあまり行けなくなって久しいので久々に一つの曲を何度も練習
できて楽しかった。
それは良いとして何度も何度も一人で口ずさんで練習している間にしみじみと
このルイ・アームストロングという人の存在の大きさを感じることになった。
なぜか?
一体、このルイ・アームストロングと言う人がどのくらい有名なのかは俺には
分からないが、俺みたいに音楽好きなら名前を聞いた事が無い人はないだろう。
でもおそらくジャズはおろか音楽もそこそこという人には全く縁の無い人間のように
感じるのではないやろうか?
でも違うのである。
ルイ・アームストロングの名前を知らない人でも彼の曲を聴いたことがない人は
おそらくいない。
クリスマスだけで俺は彼の「moon river」と言う曲を4回も聞いた。
デパートの中で、コンビニで、喫茶店の有線で。
聴いている人はわかっていないだけで、今日も彼の曲は
「おなじみのナンバー」として知らず知らずに人の生活の一部に溶け込んでいく。
もとろん本人もとてつもなく有名だが、本人をさしおいてもここまでその作品
が残り続けるのはそれがある本質をとらえているからだと思う。
もの作りも音楽もそうだが、たいがい作り手は「他とは違う物」を作ることを目指す。
それが入り口でその事自体とてつもなく難しい。
でも「俺の音」とか「ほかとは違うカッコヨサ」とかといった自分を目一杯表現する領域に
興味がないわけではないけれど、もうそこまで感じ入るものは無くなってしまった。
それよりむしろあまりにその存在が強すぎて一人歩きを初め、作り手を差し置いて
皆の生活の空気の一部になっているルイ・アームストロングの歌の凄さにこの歳になって
あらためて気づいた。
歌も曲も有名になりすぎて知られすぎるとある時点から「みんなの歌」になり
共有され、作者をおいてけぼりにしてひとり歩きする。
ルイ・アームストロングの歌も有名すぎてむしろ匿名性を高めている。
カバーされすぎたりしていて、逆に原曲がだれのか分かりにくくなったりしている。
そんな一人歩きするようなエネルギーを持った物をなんでも良いから生み出したい。
ちっちゃい「自分」を表現した産物ではなくて、語り続けられるうちに顔も名前も
なくなってしまっても、語り部がその本質だけを残していると言った神話のような何か。
そういうものを求めて行きたい。
俺はルイの歌に神話を感じた。
去年、友達の誕生日にルイ・アームストロングの「La vi en rose」を歌った
声楽のレッスンにあまり行けなくなって久しいので久々に一つの曲を何度も練習
できて楽しかった。
それは良いとして何度も何度も一人で口ずさんで練習している間にしみじみと
このルイ・アームストロングという人の存在の大きさを感じることになった。
なぜか?
一体、このルイ・アームストロングと言う人がどのくらい有名なのかは俺には
分からないが、俺みたいに音楽好きなら名前を聞いた事が無い人はないだろう。
でもおそらくジャズはおろか音楽もそこそこという人には全く縁の無い人間のように
感じるのではないやろうか?
でも違うのである。
ルイ・アームストロングの名前を知らない人でも彼の曲を聴いたことがない人は
おそらくいない。
クリスマスだけで俺は彼の「moon river」と言う曲を4回も聞いた。
デパートの中で、コンビニで、喫茶店の有線で。
聴いている人はわかっていないだけで、今日も彼の曲は
「おなじみのナンバー」として知らず知らずに人の生活の一部に溶け込んでいく。
もとろん本人もとてつもなく有名だが、本人をさしおいてもここまでその作品
が残り続けるのはそれがある本質をとらえているからだと思う。
もの作りも音楽もそうだが、たいがい作り手は「他とは違う物」を作ることを目指す。
それが入り口でその事自体とてつもなく難しい。
でも「俺の音」とか「ほかとは違うカッコヨサ」とかといった自分を目一杯表現する領域に
興味がないわけではないけれど、もうそこまで感じ入るものは無くなってしまった。
それよりむしろあまりにその存在が強すぎて一人歩きを初め、作り手を差し置いて
皆の生活の空気の一部になっているルイ・アームストロングの歌の凄さにこの歳になって
あらためて気づいた。
歌も曲も有名になりすぎて知られすぎるとある時点から「みんなの歌」になり
共有され、作者をおいてけぼりにしてひとり歩きする。
ルイ・アームストロングの歌も有名すぎてむしろ匿名性を高めている。
カバーされすぎたりしていて、逆に原曲がだれのか分かりにくくなったりしている。
そんな一人歩きするようなエネルギーを持った物をなんでも良いから生み出したい。
ちっちゃい「自分」を表現した産物ではなくて、語り続けられるうちに顔も名前も
なくなってしまっても、語り部がその本質だけを残していると言った神話のような何か。
そういうものを求めて行きたい。
俺はルイの歌に神話を感じた。
by CoCoschKa
| 2008-01-26 01:08
| ココシュカのつぶやき